多頭飼い経験談その1~多頭飼いを始めたとき~
どうも、まるしまブラザーズです。 目が真ん丸な「まる」と、しましま模様の「しまじろう」のにゃんこブラザーズです。
多頭飼いをはじめ、我が家で複数のにゃんこが暮らすようになった時のこと、半年程度経過して感じていることなどを、書いてみようと思います。
多頭飼いに関する本やブログは多くありますが、もちろん絶対に成功する万能な方法なんてものはなく、書いてあることも様々です。猫ちゃんの個性も、家庭の状況も人それぞれなので仕方ないですが、ケースバイケースで判断を繰り返していくのは難しいことです。
我が家は猫たちが「なぜかいきなり仲良し」になったのですが、それでも悩みの連続でした。一つの経験談として書くことで、誰かの参考になれば幸いです。
ねこ紹介
改めて我が家の猫たちの紹介を簡単に。写真や情報は多頭飼い開始当時のものです。
先住猫:まる
- 年齢 1歳
- 性別 オス(去勢済)
- 体重 5.5kg
- 猫種 ノルウェージャンフォレストキャット
後輩猫:しまじろう
多頭飼いを始める前に
お部屋の準備
しまじろうが家に来るときは、猫部屋を模様替えして迎えました。
こちらは我が家の猫部屋の写真です。リビングに隣接した4畳程度の小さい部屋ですが、ケージを1つ増やして個人(猫)スペースを確保しました。完全に2匹の部屋を分けることも検討したのですが、我が家ではケージでスペースを分けるだけにしました。理由は後程書きます。
準備をしながらも、まるとしまじろうは仲良く過ごせるだろうか?そもそもしまじろうはすぐに家に馴染めるだろうか?、とドキドキしていたのを覚えています。
後輩猫しまじろうが来た!
しまじろうを家に入れるときは、しまじろうのケージを布で覆って隠しました。まずは姿の見えない状態で、においや気配からお互いの存在を感じ取ってもらおうと思って布をかけたのですが、しまじろうは家に来てからずっとニャーニャー鳴いていて隠しきれない存在感がありました。はたして布の意味があったのか微妙なところです…(笑)
先住猫まるはしまじろうのケージに向かってしゃーっと警戒していました。まぁ、突然家に不思議な気配が増えてニャーニャー騒ぐようになったんですから当然でしょう。しかし、翌日になると興味がでてきたのか、隙間から器用に布をまくって、中の様子をうかがっていました。
そしてこちらが、しまじろうが来て2日後の様子です。ケージにかけていた布を少しあけると、ちょこちょこ手を出していました。短時間の顔合わせを済ませて再び布をかけた後も、布越しにちょいちょい遊んでいました。
こちらはだいたい1週間後の様子です。家に来て3~4日ごろから、しまじろうもほとんどケージの外で過ごすようになりました。
これが約2週間経った頃の様子です。
まるはしまじろうをよく舐めるようになりました。しまじろうは「気持ち良い~」という顔をしてされるがままです(笑)
あれ?なんだか知らんが仲良しだぞ?
正直なところ、我が家はびっくりするぐらいスムーズに猫同士が仲良くなりました。初日にまるが「しゃー!」と警戒していた程度で、翌日からは喧嘩もなければどちらかがひどく怯えてしまうようなこともありませんでした。
特に人が何かしたわけでもなく、単に猫同士の性格が合ったのだと思っています。しいて言うならば、迎えるときにケージに布をかける方法をとったのは、彼らに合っていたのではないかと思っています。
2匹の性格は?
先住猫まるの性格
まるは多少慎重な面があります。例えば、見慣れないオヤツやオモチャはすぐに触れずに、においを嗅いでしばらく観察しています。気が済むとゆっくり試し、それ以降はすぐ食べたり遊んだりするようになります。おそらく自分のペースで、じっくり確認したいのだと思います。
しかし、見知らぬものに慎重なだけで、基本的には好奇心が強くフレンドリーです。確認時間が必要なものの、オヤツやオモチャにもすぐに近寄っていきますし、お客さんがきても隠れません。しばらくすると近くに寄り、おやつをもらったりします。一度、ワンちゃんのお客さんが来たときは「うー!」「しゃー!」と猫パンチ(パシッと叩く程度のもの)をかましていましたが、半日ほど一緒にいたら慣れたようで、ワンちゃんが近くにいても堂々と寝ていました。
後輩猫しまじろうの性格
しまじろうも遊び好きで、とにかく元気いっぱいでじっとしている瞬間がないような子でした。人懐っこく、やんちゃ坊主です。おもちゃを見せれば即飛びつき、おやつを見せれば即飛びつき、躊躇う瞬間がありません。
初めて我が家に連れてきた時も全く物怖じせず、キャリーケースの扉を開けた瞬間飛び出してきて走り回り、「撫でて!」「遊んで!」と人にまとわりついていました。「新しい環境に馴染めるかどうか」よりも、「ペースを考えずに遊んで体調を崩さないかどうか」が心配なくらいでした。
2匹の性格を考慮して…
2匹の性格などを考慮して私が考えたのは、「先住猫まるのペースに合わせよう」ということでした。先住猫を優先するのは基本的なことですが、一般論以上に、まるのペースに任せた方がうまくいきそうだと感じていました。
しまじろうが家に馴染むのは時間がかからなそうでした(むしろブレーキが必要そう)。一方で、まるは本人のペースで確認する時間が少し必要です。
しかし、本人の心の準備ができさえすれば、穏やかな性格で、相手を傷つける可能性は低いだろうと思えました。反対に、圧倒的に体格が大きいまるが子猫に傷付けられる可能性はほぼありません。
私がすることは、まるのペースで確認する時間を確保すること、念のため、しまじろうがケガをしないように見守ることだと思いました。このため、あえて2匹の部屋は分けず、まるを自由にして気のすむまでチェックをしてもらいました。
ケージから布をとるタイミングもいろいろ考えていたのですが、実際は自分で布をめくって勝手に対面していたので私の出番はありませんでした(笑)
それでもやっぱり悩みの連続
顔合わせは順調で、すぐに仲良くなったまるとしまじろうでしたが、やはり困ったこともありました。我が家の場合は、「距離があるゆえ」ではなく「近すぎるがゆえに」悩んだことが多かったです。
例えば、体格が全く違うのにものすご~く楽しそうに取っ組み合いをしており止めた方がいいのか分からない、風邪がうつって交互に病院へ行くハメになった、どうも先住猫まるが遠慮しているような気がする…などなど、多頭飼いを始めて2か月くらいは何だかバタバタしていました。
次回、「仲良くなったけど毎日ドタバタ編」を書こうと思いますので、よろしければまたご覧ください。